2019/01/28 22:22
「英語は直前期に頑張ってもね…」と言う講師へ
12月くらいになると、弊社でよく聞くようになる言葉である。
公立高校受験であれば、5科目すべて同じ配点であるから、どの科目に重点を置くかは講師と生徒の戦略次第。
戦略という意味で言えば、たしかに英語は入試直前期に勉強しても伸び幅は小さいだろうし、そこまで力をいれなくてもいいかもしれない。特に成績中堅下位層にとっては…
「英語は直前期に頑張ってもね…」
しかし、毎年この言葉を聞くたびに、私はいつもこう思っていた。
「そう言えるだけの訓練を今まで積んできたのだろうか?」
「入試英語で得点させるために、講師が全力になってきたのだろうか?」
個別塾ということもあって、ただ単に指定のワークを進めさせているだけの教室長も少なくないということは知っていた。
教室長はそれぞれの教室で働いているため、中は見えない。自己研鑽を怠っている者がほとんどであるということも知っていた。
そういった現状を踏まえると、匙を投げるのはまだ早いのではないだろうか?
限界までやることをやり切ってから英語を切るべきではないだろうか?
そう思った私は、入試英語を分析し、問3~問5の対策テストを自作しようと決意した。
(参考)
問3 適語選択(3点×4問=12点)
問4 語順整序(4点×4問=16点)
問5 英作文(5点×1問=5点)
例えば、適語選択でこんな問題があるとしよう。
He ( ) soccer yesterday.
1. play 2. plays 3. playing 4. played
当然、答えは4番になる。yesterdayを見て、過去形のplayedを選べばよいのだ。
しかしここで1つ疑問がある。
「この手の問題にまた出会うのはいつになるのだろうか」
.
英語が苦手な子というのは、何度も何度も似た問題に出会わない限りすぐ忘れてしまう。「あぁ、yesterdayがあるから過去形ね」と思っても、1週間後には忘れていて、また同じミスを繰り返す。そして講師もまた同じ説明を繰り返す。
この現実を打破したい。似たような問題を明日も明後日も繰り返し演習して、身につけてほしい。全ての問題に解説をつけるから、家でも取り組んでほしい。
そういった想いから、この英文法テストvol.1は生まれました。
傾向分析から完成まで約半年。夏期講習中から、暇をぬって作った超大作です。ぜひご購入ください。